腰痛は、生活習慣病と深い関係があります。肥満やメタボリックシンドロームは、腰痛を招きます。体重が増加すると、腰椎に負担をかけ、椎間板変性を招くからです。その逆で、過度な体重減少も腰痛の原因になることがあります。腰椎を支える筋肉が低下することも、腰痛を引き起こす原因です。そのため、断食や置き換えダイエットのように、筋肉をつけずに脂肪だけを落とすダイエットには注意が必要です。ダイエットする際は、食事制限だけでなく、適度に運動して筋肉を落とさないように気をつけましょう。
喫煙や過度の飲酒といった生活習慣も、腰痛の原因となることがあります。過度な飲酒や喫煙は椎間板の負担を増やし、椎間板ヘルニアを引き起こすことがあると、最近の研究で発表されているのです。また、ある種の習慣、クセも腰痛の原因となることがあり、例えばショルダーバッグを日常的に使っている人は注意が必要です。なぜなら、ショルダーバッグは、片方の肩にバッグをかけるので、腰が横に曲がり腰椎に負担をかけてしまうからです。腰のためには手提げタイプのバッグがおすすめです。ショルダーバッグを持つときは、時々左右を持ち変えるようにするとよいでしょう。
また、柔らかいソファーに長時間座るのも、腰痛の原因となるようです。柔らかいふかふかのソファーに座るとき、腰を伸ばして良い姿勢を保つことはできません。硬いソファーやダイニングチェアのようなしっかりした椅子の方が良い姿勢をキープできます。腰の痛みでお悩みなら、柔らかいソファーに長時間座る習慣を改めましょう。